山形バリアフリー観光ツアーセンター

【空のバリアフリープロジェクト進捗のご報告】

こんばんは。「空のバリアフリーで子供たちに夢と希望を」プロジェクトの加藤です。ご支援いただきました皆様、クラウドファンディングへのご協力誠にありがとうございました。 のべ 142名の皆様にご支援いただき、2,789,000円という資金を集めていただくことができました。改めて、心よりお礼を申し上げます。 いただきましたご支援をもとに、この空飛ぶ車椅子の事業で大切に大切に進めさせていただいております。

今日は、現在の進捗についてご報告させていただきます。 当初の予定では、9月より車椅子の研究開発を開始し、11月末には子供用車椅子の完成のご報告をしたいと思っておりました。しかし、事例がない状況で世界初の挑戦などから、研究開発に予想以上の時間がかかっており、また、設計の変更が必要であったり、部品の製作も大幅に遅れている状況です。

 

私達は、子供達が安全フライトできる車椅子製作を最優先に考えなければならないと同時に、車椅子の製作に一切の妥協はできないと考えております。 さまざまなものを組立て直し、製作に向けて何社もの方とお打ち合わせをさせていただいております。 11月中には皆様に完成のお知らせと、リターンとして、車椅子の完成した写真とお礼状を合わせてご支援をいただいた方への発送をさせていただく予定でしたが、このような状況からリターンも大きく遅延する見込みとなっております。

 

現時点での予定では年明けの1月末までに車椅子の完成を迎え、その後テストフライを重ね、3月中に完成披露パーティー、4月からはフライトを開始する予定で進めさせていただいております。

 

当初の計画と比べ、大幅な遅延となってしまいましたこと、ご期待いただいている皆様には本当に申しわけなく、心よりお詫び申し上げます。こうした状況の中幸いなことに、趣旨にご賛同いただける協力企業さんとご縁をいただくことができ、現在なんとか最終パーツの製作までくることができました。 いくつかの課題は残しているものの、完成までの目処がついてきたところです。

 

 

一方で、完成の目処が付いたとはいえ、工程数が増えた関係で、製造日数も長くなる見込みになりました。 スムーズに進んでも、部品の完成が年内に間に合うかどうかというところです。 お待ちいただいている皆様に、少しでも早く完成のお知らせをお届けしたい、と思って頑張っておりますが、私の力不足から、このような遅延となってしまいましたこと、悔しく、歯がゆい想いをしております。

 

しかしながら、そんな私の想いを汲んでくださる関係各社様のご協力により、無理に早めの工程を検討いただいております。ここでも多くの皆様から力強いご協力をいただいており、感謝の毎日です。 なるべく早く完成のご報告ができるよう頑張っておりますので、今しばらくお待ちいただけますようにお願い申し上げます。

また、ネクストチャレンジでの南陽スカイパークのバリアフリー改修につきましては、地元施工業者様のご理解もあり、予定通り舗装工事も完成いたしました。現在は、山頂は雪があり少し見えにくい状況ではありますが、みんなが使いやすい日本一のバリアフリースカイエリアを目指して整備も並行して進めさせていただいております。

もう一点嬉しいお知らせがあります。今回のフロジェクトとは別に、南陽スカイパーク山頂にあるログハウスへ南陽市様よりお力添えをいただき、立派なスロープも建設していただきました。このスロープの完成もあり来年度はより多くの方が安心安全にご利用いただけるようになります。

 

 

障害のある子供たちにずっと言われていたんです。

「あの木のお家に入ってみたい…」でも、山頂にあるログハウスは建物が中二階の作りで建物に入るには勾配のある狭い階段を登らなければならない為、車椅子利用の子供たちはログハウスに入ることが難しかったのです。

 

 

このスロープの完成により、ログハウスで無邪気にはしゃぎまわる子供たちの笑顔を思い浮かべると嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

 

前人未到の挑戦に方向転換を何度もする中で、自分の不甲斐なさに落ち込み、「本当に完成できるのだろうか」と不安になることもありました。 それでも応援してくださる皆様の想いに支えられながら、なんとか頑張ることができております。 かなり遅延したスケジュールになってしまいましたが、なんとか完成までの道のりができましたことをご報告申し上げます。

 

これからも、心を込めてこのプロジェクトを進めて参ります。

皆さま引き続き熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

一社)山形バリアフリー観光ツアーセンター

代表理事 加藤健一