東根市
日本一の大ケヤキ
にほんいちのおおけやき
東根小学校の校庭にそびえる、国指定特別天然記念物の大ケヤキ。東根の大ケヤキは、南北朝時代(1347年ころ)小田島長義が築いた東根城内に植栽されていたものといわれる。
東根は歴史の町であり、正平2年(1347)今から643年前、小田島長義が始めて、この地に東根城を築城したと伝えられ、その後、坂本氏、里見氏が代々城主となり、元和8年(1622)最上家改易に伴い東根城も廃城、寛文元年(1661)に城は破却され、その跡地に愛宕神社が建立、周辺は畑地となった。
江戸末期の松前藩東根陣屋絵図をみると、現在の「大ケヤキ」と明治18年に枯れたといわれる「雄ケヤキ」の他に、旧本丸、二の丸周辺に「ケヤキ」22本が植栽されていたことがわかる。
今、古い時代からのケヤキは「東根の大ケヤキ」と宮ノ前三叉路の安達勇家のケヤキ(樹齢約800年)だけである。小学校の大ケヤキは、これまで入学、卒業していった児童生徒の心の支えであり、かつ希望のシンボルでもある。
郷里を思う時、春夏秋冬、特に五月中旬ごろ、老樹の各枝から萌黄色の若葉が一斉に芽を吹く時、老樹の力強さに心を打たれる。昭和32年9月11日、文部省・特別天然記念物指定となる。
施設情報
- 住所: 〒999-3783 東根市本丸南一丁目1番1号
- 電話:0237-42-1111(東根市役所)
一口メモ
高さ 28m 根回り 24m 目通りで幹周は16m 直径 5m 樹齢1500年以上と推定される 昭和32年9月11日 国指定特別天然記念物
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