山形観光介助ボランティアの会 設立のお知らせ
拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて山形県では、これまで誰もが安心して県内を旅行できる仕組みを構築し、新たな観光需要の創出による観光消費額の増加を図るためバリアフリー観光推進に取組んでおり、このたびこうした動きを加速させるため「山形観光介助ボランティアの会」を設立する運びとなりました。
弊社は、山形バリアフリー観光ツアーセンターとして2016年から「障害の有無に関わらず誰もが安全で安心して観光が楽しめる山形」を目指して、これまで山形県をはじめ、自治体、宿泊施設や観光施設、飲食店、旅行会社、交通会社など様々な方々にお力添えをいただき、バリアフリー対応客室や貸切風呂の改修、接遇研修や車両整備など受入体制を整えて参りました。
その結果、山形へ多くの方々に訪れていただき、日々喜びの声やバリアフリー観光へのお問い合わせも多数寄せられています。
その一方で、残念ながらご希望に添えることができずお断りをせざるを得ない方がいました。
それは、ご高齢や障害などの理由で「温泉に入ることが難しい方」の存在です。山形の魅力の一つでもある温泉に、誰もが諦めることなく安全に安心して楽しめる環境を作っていきたい。そんな思いが日に日に強くなっていきました。
そこで、こうした課題を解決し、山形県の観光を更に盛り上げるために皆様のお力をお借りしながら、本日2023年5月23日「山形観光介助ボランティアの会」の設立総会が開催され、おかげをもちまして設立の運びとなりました。
この会は、心のバリアフリーの推進や無償・有償ボランティアとして観光地での車いすの移動のサポートをはじめ、ホテル旅館などの宿泊施設での入浴介助などのサービスの提供を、賛同する企業の皆様や地域のサポーターと共に作り上げていく会です。
また、これからの会の発展に向けて、皆様のご協力がますます必要となると考えております。今後もより一層、山形県のバリアフリー観光の推進と障害の有無に関わらず、誰もが住み良い社会の実現に向けて、日々精進して参ります。
今後とも、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
山形観光介助ボランティアの会
会長 加藤健一